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2022.12.29【お役立ちコラム】家を探す時にチョット得する知識 ~「音楽マンション」の越野建設~(前編)

コラム

2023年1月から2回にわたってコラムを担当して下さるのは、エルパの生演奏を毎年沢山ご依頼いただいている越野建設株式会社 企画開発部マーケティングチーム 土屋 貴之氏です。
エルパの音楽家でもあるスタッフも住んでいる大人気の「音楽マンション」
生活を彩る「音楽と共に暮らすマンション」の魅力をどうぞご堪能ください。

音楽家や楽器演奏愛好家の皆さんなら「音楽マンション」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この「音楽マンション」という言葉、実は私たち越野建設が手掛ける “楽器対応賃貸住宅のブランド名” で、登録商標なのです。

この「音楽マンション」というブランド名は、わたしたちが楽器演奏に対応した、防音性能と音響性能の高い賃貸住宅を世に送り出すにあたって、だれが聞いても「音楽や演奏に関するマンションなのだろうな」と言うイメージを持ってもらえるようにと考えて命名されました。

「音楽マンション」は2023年の春にシリーズ全50棟、1,000戸を達成します。
エルパさんには初期の物件から見学会への演奏者さん派遣などでご協力をいただいています。

「音楽マンション」が楽器演奏に対応した賃貸ブランドとして、業界トップの地位を築くことができたのも、選んでいただいた入居者さんをはじめ、たくさんの皆様のおかげと感謝しています。

しかし、まだまだ楽器演奏ができる建物を総称して、「音楽マンション」と呼ばれることもあるので、もっと「音楽マンション」が越野建設オリジナルのブランド名だと知ってもらえるよう、認知度アップに力を入れないといけませんね。

今回は「音楽マンション」という、楽器演奏を満喫できる賃貸ブランドを展開する建設会社として、音楽家や楽器演奏愛好家が住まいを選ぶとき、参考になる情報をお届けしたいと思います。

<建物は「構造」によって防音性能が異なります>
防音性能を特に高めていない一般の建物でも、構造によって防音性が大きく異なります。
順に並べると、一般的に「木造」→「鉄骨造」→「鉄筋コンクリート構造」の順で防音性能が高くなります。

音は密度の高い材料を透過しにくい性質があるので、骨組みだけが木材や鉄でできている構造よりも、密度の高いコンクリートで壁板や床板が一体的に、かつ箱状に作られている鉄筋コンクリート構造の方が、音が通り抜けにくいと言う理屈です。

こころから、越野建設の「音楽マンション」シリーズについて、具体的に解説いたします。

<楽器演奏愛好家が持つ住まいの悩み>
楽器演奏愛好家のよくある悩みとして「好きな時に自由に演奏(練習)できない」ということがあります。
都市部になるほど、自宅での演奏は近隣への配慮からハードルが高くなり、レンタルスタジオやカラオケボックスを利用して演奏をされている方が多いのではないでしょうか。

「自宅で思い立った瞬間に演奏できる環境」が一番望ましいはずですが難しい。

「鉄筋コンクリート構造」の建物でも、楽器の演奏音など生活音を大きく超える音に対しては、その防音性能は十分ではないのが実際のところです。

このような音楽家や楽器演奏愛好家の悩みを解決する住まいが越野建設の「音楽マンション」です。

<「音楽マンション」シリーズの防音性能>
楽器演奏などに適した物件とは何でしょうか?
それが「防音物件」と呼ばれる物件です。

「防音物件」は通常、構造が防音性能の高い「鉄筋コンクリート構造」であることに加えて、楽器の演奏音などの非常に大きな音量にも対応した防音性能を技術と工夫でプラスされています。

音の感じ方は個人差が大きいため、正確に伝えることが難しいのですが「音楽マンション」では、防音性能の目標値を「日本建築学会指針」の「遮音等級:特級」としています。

この「遮音等級」は、下から順に2級・1級・特級と3段階あり、分譲マンションでも2級が一般的です。
このことから「音楽マンション」が高い防音性能を持っていることをご理解いただけると思います。

さらにもう一つの目標値として「遮音性能60デシベル」があります。
これは、グランドピアノを自宅で弾いた演奏音「90デシベル」を「60デシベル低減する性能」です。
隣の入居者が住む住戸では深夜の住宅街と同程度である「30デシベルの静けさ」に感じられます。
(90デシベル-60デシベル=30デシベル)

日中、エアコンや換気扇が作動している環境であれば、ほぼ他の入居者による演奏音は聞こえません。
夜間静まりかえった中で、家電も止めているとかすかに聞こえることもあるというレベルです。

防音性能は高めようとすれば、技術的にどこまでも高くすることが可能です。
しかしその分建築コストがかさむため、家賃も高くなってしまいます。
このため「防音物件」は、適切な防音性能の設定がとても大切なのです。

「住み心地の良い賃貸住宅に、適切なレベルの防音性能をプラス」したブランドが越野建設の「音楽マンション」なのです。

<「音楽マンション」シリーズは住み心地を犠牲にしない>
「音楽マンション」は「防音物件」と言うカテゴリに入りますが、実は「防音物件」の中には防音性能のみに重点が置かれ、“住み心地への配慮” がおろそかになっている物件が少なくありません。

具体的には、電熱器が一つでだけで自炊に不便なミニキッチンや、トイレ・洗面が一体になっていて狭いユニットバス、洗濯物を干すことができるベランダが無い、などが散見されます。

もちろん、楽器演奏を心置きなくできることが目的で「防音物件」に住むのですから、多少の暮らしにくさは我慢できるかもしれません。
しかし毎日を過ごす住まいで我慢が続くのはとてもストレスなのではないでしょうか。

「音楽マンション」では、“「防音物件」であっても、住み心地は犠牲にしてはならない” と言う考えのもと、バス・トイレを別にすることや、洗面脱衣室の確保、2口コンロ付きのシステムキッチンの設置など、楽器演奏が満喫でき、かつ、住み心地にも優れた、入居者が快適に暮らせる住まいを目指しています。

また、「音楽マンション」では防音性能を高めるため、防音専用の「二重サッシ」・「二重天井」・「二重床」・「機械換気装置」などの工夫が施されていますが、この工夫は音の低減だけでなく、住戸の断熱性も大幅に高めることに貢献しています。


(遮音二重床)


(防音換気装置)

その他の特徴として「音楽マンション」は室内の見た目について、見学者の方から「防音なのにすごく普通ですね。」と言う感想をよくいただきます。

例えば居室のドアは「防音ドア」ですが、一般的に「防音ドア」と言うと、音楽スタジオなどに設置されている厚くて重たいドアをイメージするかもしれません。

しかしながら「音楽マンション」では、日常的に住む部屋のドアが分厚く重たいのでは暮らしにくいと考えています。「音楽マンション」の居室に設置されている防音ドアは、「こんなドアで大丈夫?」と思うような普通の厚さです。

もちろん開け閉めも軽く使いやすいですが、床との隙間を塞ぐエアタイトがドアを閉めるときに下部から飛び出す、れっきとした防音ドアです。
「音楽マンション」では、この部屋のドアと玄関のドアを併用することで、各ドアの厚さが普通でも、外部へ伝わる演奏音を小さくする工夫がされているのです。

(防音扉-下部エアタイト作動中)

ちなみに「音楽マンション」の賃料は、周辺の賃料相場にプラス8千円から1万円程度に設定されており、手が届きやすいところも好評な点となっています!

次回は、今一つ良くわからないと言う声をよく聞く、「楽器可」や「楽器相談可」物件と「防音物件」との違いについてや、「音楽マンション」の入居者の声などをお届けしたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに。

「音楽マンション」
入居に関するお問い合わせもコチラから
https://www.e-koshino.co.jp/results/music.html

越野建設株式会社 / 音楽マンション不動産(株式会社ケーシー不動産管理)
企画開発部マーケティングチーム 土屋 貴之